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フリースペースたんぽぽ(横浜)で写真展(2011年9月)


 コトパン支援を広げるため、ムランタウ(武者修行)だ〜とぼつぼつ休日を利用して出かけていっています。

 9月中旬に、横浜市内にある「フリースペース たんぽぽ」でコトパンジャン・ダム裁判の写真展をしていただきました。開設されている空間(事務所)の壁やパーテーションを利用しての常設の写真展です。パネルの中では、「ダム湖を見つめるおじいさんの後ろ姿」の写真や、ダム建設以前の村の面影を残すバルン村の情景の写真、そして、ランプータンの実などの写真を見ている方が多かったそうです。豊かな村だった所がダムで沈んだのだという事が伝わり、「東電はこんなところでも悪いことをしているのね」との感想も寄せられました。

 今回の写真展を企画していただいた方からは「知っているようで知らないことが多かった。今回写真展をして良かった」と言っていただくとともに、「こどもたちには展示の説明文が難しい」ということから、一目で伝わる独自の吹き出しも作っていただきました。そのことから、パネル作成時には大人目線で、説明文を極力カットしたパネル構成だったと気づきました。今度からは、どんな方に見ていただくかを考えながら、写真の背景を伝える工夫をするとともに、言葉の選び方もその時々に応じて対応していきたいと思います。

(2011年9月25日、事務局・藤井)

コトパンジャン・ダム
被害者住民を支援する会

〒162-0815
東京都新宿区筑土八幡町2-21-301
TEL/FAX 050-3682-0769
(IP電話に変更しました)

www.kotopan.jp,  info@kotopan.jp

 

ボランティアスタッフ募集中です。お気軽にご連絡ください。


Last Update : 2014/1/18
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日本で初めてのODAを問う裁判

日本のODA(政府開発援助)によるコトパンジャン・ダム建設で、インドネシア・スマトラ島では23,000人がふるさとを強制的に奪われました。5,396人の現地住民が原状復帰と補償を求め、日本政府・JICA(国際協力機構)・東電設計(=東京電力グループ)を被告として、裁判中です。
 日本政府はODAの基本理念を「開かれた国益の増進」としています。「援助」とは名ばかりです。「国益」=グローバル大企業の利益のために、地元住民を犠牲にした「海外版ムダな公共事業」を行い、さらには原発までODAを利用して輸出しようとしているのです。
 「国益」のための「援助」、住民泣かせの「援助」はやめさせましょう。ぜひ、裁判にご支援お願いします。



(ダムの呼称について)

 インドネシア・スマトラ島の住民・自治体・マスコミは『コトパンジャン(Kotopanjang)』と言います。 
 一方、日本政府・インドネシア政府は本件ダムを『コタパンジャン(Kotapanjang)』としています。
 Kotoは地元ミナンカバウ語、Kotaはジャワ語でいずれも「町」を意味します。現地の言葉・文化を尊重する立場から、私達は『コトパンジャン・ダム』としています。